2012年09月17日

祈りの広さ

東日本大震災で亡くなった人は、地震や津波が原因の人が殆どだけれど、実はそれだけじゃない。

先日、うちの寺に法事のために久しぶりに来た御婦人の話だ。
この人は都内に住んでいるのだけれど、奥さんの両親のお墓がうちにあるから、夫婦でよくお参りに来る。それでよく知っているのだ。でも、そういえば最近御無沙汰だった。

「うちのお父さん、亡くなったの。去年の3月11日に」
「え?震災の日ですか」
「あの地震のすぐあとに、心筋梗塞で倒れてしまって。
すぐ救急車を呼んだんですが、いつまでたっても到着しないで…心臓マッサージもAEDもやれる事はやったんですが、結局病院に入ったのは3時間後だったので、手遅れになってしまい、私はもう悔しくて悔しくて…もしもちゃんと救急車が来ていれば助けられただろう。と、お医者さんもいってました」

思えばあの日、都内の道路は渋滞で完全に麻痺していた。
こんな死に方ってあるのか。
亡くなった方は、東京の豊山派のお寺の総代をしていて、よくお寺でのお参りの仕方を知っている方だった。だから、いつも率先して金剛合掌をして大師宝号を唱えていたのに。と思うと、思わず涙があふれた。

震災の被災者っていうと、どうしても東北の方に思いを寄せてしまうけど、それだけじゃ足りないのだ。
この方のように二次的な被害によって亡くなった人は、東京にも茨城にも千葉にも埼玉にも、他にももっと沢山いるにちがいない。

だから祈りの空間をもっと大きく広げなきゃならない。祈りの広さは、限りなく広いのだ。

本堂に安置してある「東日本大震災物故者霊位」の位牌をみながら、そんな事を考えた。
posted by sjoe at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震関連

2011年06月07日

義援金送金(3回目)

先ほど、お寺の窓口に設置してある東日本大震災被災者の方々への義援金の募金箱のお金を、送金してきました。だいたい月に一回送っているので、今回で三回目です。

募金箱設置からの総計は、6/7現在で 155,421 円となりました。

この間、佛心道遊塾(写経会)を二回開催しておりますが、その方々からの義援金もすべてここに含まれています。

被災者の方々はもちろんのこと、お寺においでになって募金してくださった皆さんにも、福寿が巡りますように。
posted by sjoe at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震関連

2011年03月29日

義援金を送金してきました

東谷寺の窓口に設置しました義援金の募金箱ですが、お彼岸のお参りも落ち着いてきましたので、ひとまず集計し、郵便局にて 日本赤十字社東北関東大震災義援金 宛に送金しました。
3月28日までの総計で 68,500 円でした。
ご協力ありがとうございました。

小さな子が「募金したい」といいながら、募金する姿が印象的でした。
「良いことをすれば、必ず良いことが還ってくるよ」
と声をかけると、その子はニコニコと笑顔で帰って行きました。

なお、募金箱は日本赤十字社が受付を終了する9月30日の前日まで設置しておくことにします。
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救援物資

取手市では南相馬市からの避難者を受け入れており、3月31日まで救援物資を受け付けています。
http://www.city.toride.ibaraki.jp/index.cfm/8,42938,56,html

そこで、東谷寺では、
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本日、写真の「紀州南高梅 粒よりおいしい梅干 20粒入り」10 箱を届けました。その他、せんべい・クッキーなどの比較的日持ちのいい菓子類を提供して参りました。

提供場所は取手市役所裏の体育館です。
ここではボランティアの方々が仕分け作業を行っていました。

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2011年03月21日

お彼岸中の募金

 今日は春分の日、お彼岸の中日でしたが、朝からあいにくの雨な上に、ガソリンの供給量が不足し、電車の本数も間引き運転。
 こんな中では、今日のお参りは激減するだろうなあ、と思っていたら、本当に激減しました。

 東谷寺では、お彼岸の中日に「彼岸供養会」を行っていますが、本日、彼岸供養会のために、こんな悪条件にもかかわらず、足をお運びいただいた方もいらっしゃいます。横浜から(取手まで)おいでいただいた方もいらっしゃいます。本当に頭の下がる思いです。皆様に仏陀の加護あらんことをお祈りいたします。

 さて設置させて頂いた、東日本大震災義援金の募金箱ですが、お彼岸のお墓参りの方々、たくさんの方にご協力頂いております。募金箱に義援金を入れてくれる人々、特に子どもたちの姿を見るに、これが被災者の方たちに役に立つだけでなく、これによって日本の将来がもっともっと良くなるんだ、という思いを強くしております。
 急遽つくった手作りの募金箱は、空き箱に白いガムテープを巻き付けただけの質素なものですが、中にたくさんの人々の善意(菩提心の種)が入った宝箱のようなものです。
 必ず、被災者の方々に届くように手配することをお約束します。
posted by sjoe at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震関連

2011年03月18日

募金箱

今日は彼岸の入りということで、多くの方がお墓参りにいらっしゃいました。
いつものお彼岸よりは少なめでしたけれど。

「うちのお墓がどうなっているか心配で..」という人が多かったようです。
お墓が無事だった人、少し動いた程度だった人、損傷してしまった人、思いは様々です。

大震災への募金箱に気づきお金を入れてくれる人もいらっしゃいました。
即席でつくった募金箱ですが、「協力してくれる人がいる」ということが、私を勇気づけてくれました。

 昨日から、『理趣経』というお経のの「恒作衆生利」という言葉が頭の中を離れません。いままで、「仏様はつねに人々に利益をもたらす」という意味だと軽率に考えていましたが、それだけじゃないんですね。
 その前後を読むと「すぐれた智慧のある菩薩はつねに人々に利益をもたらす」とあります。この「すぐれた菩薩」とは、何も仏様だけじゃありません。我々人間が「菩薩行」を行えば、それが「菩薩」の姿なんです。だから、我々人間同士が助け合い、敬い合えば、それが「菩薩」ということなのです。つまり、菩薩とは自分のことなのです。自分がいかに他人の幸福を思えるか、そしてそれをいかに実行することができるか、そういうことが重要なのですね。

 そういえば日本赤十字社に、社名利用申請書をFAXで送ったのですが、とくに返事がありません。あちらも忙しいのか、あるいは、もともとそういうものなのか...
posted by sjoe at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震関連

2011年03月17日

義援金の募金箱設置

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 この度の東日本大震災により、いまだ避難所で生活を強いられている方々に少しでもお役に立てられるよう、当山にては東日本大震災義援金の募金箱を設置いたしました。

 ここで集まった義援金は日本赤十字社 東北関東大震災義援金として送金いたします。

 お彼岸中にご来山くだされた方々には、『理趣経』に込められた「恒作衆生利」(つねに人々の利益をなす)の精神を尊び、菩薩行を実行するためにも、是非ともご協力の程お願い申し上げます。



   明香山東谷寺 住職     合掌
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2011年03月15日

本堂北側(通路側)、壊われた瓦の撤去

先ほど、ようやく本堂北側(通路側)の壊れた瓦を撤去しました。
作業にあたっていただいた檀家の尾井川様ありがとうございました。
これで安全に通行することができるようになりました。


通路に落ちた泥を片付け終わったところで、原発4号機火災の知らせがありました。
原発からはかなり距離があるので、まさかとは思いますが、念のため屋内待機しています。
posted by sjoe at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震関連

2011年03月13日

東谷寺 取手霊園 地震被害状況

ようやく、取手霊園内の地震被害状況の調査が終わりました。
法事の間に調査してくれたみゆき家さんに感謝します。

墓石、墓誌、灯籠が倒れる等の比較的被害が大きいところが、53件。
墓石の一番上の竿石の向きがずれてしまったものが、250件以上。
なお、観音堂裏側の第6区の墓地に被害はありません。

以下の地図の下の方の赤いところが第6区です。

より大きな地図で 取手霊園区画 を表示

 個人情報保護のため、ここで詳細を述べることはできませんが、墓地をご利用中のお檀家様にはお電話にてお問い合わせいただければ、詳細をお知らせいたします。
なお、修復については、以下の各担当石材店にて対応させて頂きます。

 石匠あづま家
 市の家石材店
 江戸や
 小松家石材店
 近藤石材店
 鈴乃家石材店
 千代田家石材店
 ときわ家石材店
 中野家石材店
 はぎの家
 まつ家石材店
 みゆき家
 ゑびす家石材店
 (あいうえお順)

 なお、今なお余震が続いているため、実際の修復作業は地震そのものや交通事情などが落ち着いてからになります。ご理解ください。

これからまた大きな地震がこないとも限りません。
油断せず、かといって慌てることなく、各々がそれぞれの場所で最善を尽くして行動しましょう。

  明香山東谷寺 住職  合掌
posted by sjoe at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震関連

2011年03月12日

取手霊園内の歴代住職墓は

歴代住職墓はこのような感じです。

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五輪塔の上の三つのピースが落ちてしまっています。右側のお墓も竿石が倒れてしまいました。

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灯籠が倒れ、散乱しています。角の竿石もあさっての方向を向いてしまっています。
当霊園では、住職墓地がもっとも被害が大きいようです。
住職墓地の辺りは地盤が弱いため、この周辺のお墓も、比較的大きな被害になっています。
場所によっては、竿石が倒れてしまったもの、墓誌が倒れて割れてしまったもの、灯ろうが倒れてしまったものなどが見られます。
全体に、霊園入り口付近のものは比較的被害は少ないですが、奧の方がひどい状態です。

全体の把握は今のところ出来ておりませんが、どうぞご容赦ください。
各墓所の被害状況については、お電話にてお問い合わせいただければ、出来るだけお応えして参ります。

posted by sjoe at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震関連

本堂の屋根

東谷寺本堂の屋根の崩壊写真です。

南側

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北側

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ごらんのように屋根の左右の飾りの部分が全て崩壊しました。
屋根の上に壊れた瓦がたくさん乗っているわけで、非常に危険な感じです。
本日は、これの撤去作業で、1日を費やしました。
南側はすべて撤去完了しましたが、北側(通路がある方)は、作業自体が危険過ぎて、下の方の瓦しか撤去できません。
御来山の際は充分お気をつけください。
しかし、瓦って、ものすごい重い。

なんて書いてるいまも余震があります。
油断できません。
posted by sjoe at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震関連